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【10】当たりをつけた中小・中堅企業を深く調べるには

中小・中堅企業への就職についてご案内しています。

当たりをつけた中小・中堅企業を深く調べるには

 指標的には優良と思われる企業が見つかったなら、そこについて個別に調べてみるとよいでしょう。

 てっとり早く追加情報を得るためには、国立国会図書館が運営しているサイト、リサーチナビの産業情報ガイドがおすすめです。
 無料ですし、業界研究についても対応しています。
  リサーチナビ・産業情報ガイドのページ

 一方で、業界研究本については、どうしても大手・有名企業中心になってしまうため、中小・中堅企業については触れられていないか、触れられていても社名程度の軽い扱い、というケースが多いようです。
 

 さて、調べていくにあたって留意しておいた方がよいポイントとして、株式を公開していない企業の場合、黒字かどうかがすべてではない、というのがあります。

 株式公開(上場)をしている企業というのは、大雑把に云いますと、「いかに多くの黒字を出し、株主さんへの配当を多くするか」というのが存在理由となります。

 ところが中小・中堅企業の場合、多くはいわゆる同族会社で、創業者や縁者だけが株主、というケースも数多くあります。
  このような場合、税金対策の意味も含めて、経費を多めに使って黒字を出さない、という方針を採られるケースもあるのです。そういった処理をどう捉えるかは別として、見掛け上の黒字だけがすべてではない、というところは把握しておくと、いろいろと見えてくることもあるかもしれません。

 仮にもろもろの経理指標をみられるケースがあるとしたら、利益以外では、有利子負債と売上高の比率、売上高の安定度合、取引先の多様さなどが、着目すべきポイントとなってきます。
  借金が多いケースでは、バブルの時代の借金をいまだに引きずっていたり、成長が鈍化している場合などがありえます。売上高を遙かに上回るような有利子負債があるとしたら、利子を払うために働いている、といったせつない状況もありえます。
  また、取引先については、一社からの仕事に過度に依存しているようですと、資本関係のあるグループ会社でもなければ、あまりいい状態ではないかもしれません。

 企業文化・企業風土の方に目を向けますと、技術重視の企業か、営業重視の企業かというので、体質が変わってくる面があるのは否めません。
  この点は、創業者がどういった企業でどんな仕事をしていたのかは、ひとつの分かれ目です。多くの場合、会社案内パンフや企業ホームページなどに記載があるかと思いますので、確認してみてください。

 また、創業者が現在も社長を務めているのか、二代目・三代目に代替わりしているのか、代替わりしている場合、継いだのは血縁者か、あるいは血縁者以外が継いでいるのか、といったあたりも、中小・中堅企業で働くにあたっては、大きな要素となります。

 創業社長が現役だとして、もしも高齢だったならば、後継者が固まっているのかは気になるところです。中小・中堅企業では経営者の人柄・能力の影響度はとても大きいのが実情ですので、そのあたりが経営の安定度を左右する面があるのです。

 このあたりを踏まえて、志望してみようかということになった場合ですが、企業側にとっての選考過程は、同時に就職する側も品定めをする機会となります。
 
  会社説明会や面接の会場となるであろう会議室や廊下、あるいはトイレが清潔かどうか、また整頓されているか。
  面接官や案内してくれる人の対応ぶりはどうか。笑顔はあるかどうか。

 なんだか、マンガに出てくるお姑さんの、嫁の状態チェックのようではありますが、場合によっては一生を預けることになる就職先は、しっかり確認しておくに越したことはありません。

 また、かなり志望度が高い状況でしたら、製品展示会・サービス展示会(顧客企業向けなど)といったイベントで、その企業のブースを訪れてみて、ようすを見てみたり、あるいは手すきの人がいるようなら、就職先として考えている旨を明かして話を聞いてみるのもよいかもしれません。
  あるいは、その企業の選考過程にOB・OG訪問というものが設定されていなくても、先輩がいるようならば話を聞かせてもらえないか頼んでみる、というのも有効でしょう。

 

 新卒や第二新卒の方でしたら、どこかのタイミングで就職課に顔を出してみて、その企業について訊いてみるのも有効です。最近では、各大学でブラック企業のリストが共有される傾向にあるそうで、その面のアドバイスももらえますし、就職実績があればなんらかの情報を持っているかもしれません。

 

 

補足事項など



■目次
【01】中小・中堅企業とは
【02】中小・中堅企業の多様性
【03】中小・中堅企業とベンチャー企業の違い
【04】中小・中堅企業への就職のメリット
【05】中小・中堅企業への就職のデメリット
【06】大手有名企業に就職できなかったら、フリーター?
【07】起業準備としての中小・中堅企業への就職
【08】キャリアデザインの第一歩としての中小・中堅企業への就職
【09】優良な中小・中堅企業の探し方
【10】当たりをつけた中小・中堅企業を深く調べるには
【11】秋以降の新卒採用は、新卒向け就職サイトではなく……
【12】ハローワークは新卒でも利用可能
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中小・中堅企業を扱う就職サイト

サイトへのリンク ご案内
中小企業家同友会が運営する就職サイトです。参加企業の情報や、説明会なども各地で行われています。

はたらいく
リクルート運営のはたらいくは、地域での転職が中心のサービスのため、比較的中小・中堅企業が多くなっています。
こちらは、enジャパンの新卒向けサービスで、中小・中堅企業、ベンチャー企業に強いとされています。
特に地域を絞って探す場合には、ハローワークも有用な手段となります。

  なお、新卒の方向けの秋以降の募集は、【11】項でご案内している通り、例年、各転職サイトで多く見られるようになってきます。(リクナビネクストDODAマイナビエージェントなど)

 
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