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【05】中小・中堅企業への就職のデメリット

中小・中堅企業への就職についてご案内しています。

中小・中堅企業への就職のデメリット

 大企業と中小・中堅企業を比較したとき、やはり目につくのは、福利厚生や組合などの、従業員の生活に安定をもたらす仕組みが整備されているかどうか、ということになりそうです。
  組合などは、特にユニオンショップ(全従業員加盟制)の場合などは、実効性が微妙な面もありますが、存在しないのと比べると、やはり意味はあると云えるでしょう。

 そういった仕組みが整備されていない可能性があるとして、なにが従業員の待遇、精神的安定、働きやすさといったものを左右するかというと、おそらくは経営者の人格と、就職した場合に先輩となる、従業員の方たちが築いた企業風土、といったものになると考えます。
「ここで抽象論かよ!」と思われてしまうかもしれませんが、制度が整っていない場合、会社の人たちが決めることがすべてとなります。その際にもろに出るのが、経営者の人柄と企業風土であるのは、間違いのないところです。特に、なんらかのトラブルが生じた時など、とんでもなく大きな差が出てくることになります。

 経営者が人格的にレベルが低い企業だった場合、万事についてひどい扱いとなってしまいかねません。
  この点、大企業ですと、ある程度は安心できるかもしれません。(もちろん、例外はあるにしても)

 この危険性があるというのは、デメリットとして捉えるべきかもしれません。

 もちろん、まともな企業を選べばよいのですが、このあたりを入社前に見極めることが、かなりむずかしいというのは間違いありません。インターン制度や、面接者以外の従業員さんと交流する機会がある場合、積極的に試してみることをおすすめします。
  逆に、風土などに疑念がある場合には、選考途上で辞退するという選択肢も、捨てないほうがよいかもしれません。

 ほかでは、気の早い話ではありますが、転職する際には有名企業に在籍していた方が有利ですとか、周りの受けがいい、といったあたりもあるかもしれません。
  そのあたりは、なにを基準にするかによって変わってきますので、まずは整理してみるのがよいかもしれません。

 なお、優良な企業を見分ける手段については、別項で紹介させていただきます。

 

 

補足事項など



■目次
【01】中小・中堅企業とは
【02】中小・中堅企業の多様性
【03】中小・中堅企業とベンチャー企業の違い
【04】中小・中堅企業への就職のメリット
【05】中小・中堅企業への就職のデメリット
【06】大手有名企業に就職できなかったら、フリーター?
【07】起業準備としての中小・中堅企業への就職
【08】キャリアデザインの第一歩としての中小・中堅企業への就職
【09】優良な中小・中堅企業の探し方
【10】当たりをつけた中小・中堅企業を深く調べるには
【11】秋以降の新卒採用は、新卒向け就職サイトではなく……
【12】ハローワークは新卒でも利用可能
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中小・中堅企業を扱う就職サイト

サイトへのリンク ご案内
中小企業家同友会が運営する就職サイトです。参加企業の情報や、説明会なども各地で行われています。

はたらいく
リクルート運営のはたらいくは、地域での転職が中心のサービスのため、比較的中小・中堅企業が多くなっています。
こちらは、enジャパンの新卒向けサービスで、中小・中堅企業、ベンチャー企業に強いとされています。
特に地域を絞って探す場合には、ハローワークも有用な手段となります。

  なお、新卒の方向けの秋以降の募集は、【11】項でご案内している通り、例年、各転職サイトで多く見られるようになってきます。(リクナビネクストDODAマイナビエージェントなど)

 
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